AFFINIXシリーズ

AFFINIX QN Pro(QCM2008-PRKIT)

アルバック

AFFINIXQN Proは発振法ではなくアドミッタンス解析法(QCM-A)を使用することで直列共振周波数Fs以外に複数のパラメータ情報を取得可能です。
さらに内臓した解析モードにより吸着物の粘弾性解析や質量・粘膜の算出など物性評価が可能です。

特長

AFFINIX QN Pro(プロ)は、発振法ではなくアドミッタンス解析法(QCM-A)を採用することで、直列共振周波数Fs以外に複数のパラメーター情報を取得可能です。さらに内蔵した解析モードにより吸着物の粘弾性解析や質量・膜厚の算出など物性評価が可能です。バイオ・生化学系だけではなく、材料・化学系などの研究用途にも幅広く利用できるQCM装置です。

アドミッタンス解析方式QCM (QCM-A)により、9つのパラメーターを取得

QCM-A法を採用したことで、従来の発振法QCMで得られる直列共振周波数Fs以外に粘性変化※1の影響を受けない周波数F2、粘性変化を示す周波数Fw、水晶のQ値、エネルギー散逸D値、水晶の等価回路パラメーターのR・C0・C1・L1の取得できます。

粘弾性解析モードを搭載

測定画面から、アイコン操作だけで解析画面に切り替わり、得られた周波数変化量から粘弾性係数(G´、G″等)を算出します。

液温の昇降プログラムによる測定

従来のQCM装置では、液温変動による周波数変化を避けるために、一定温度での測定が行われていますが、液温の影響を受けにくいパラメーターF2を採用したことで、液温の上昇・下降における反応を測定することが可能です。温度変化による物性評価などに有効です。

特型センサーにも対応可能

金電極上に、SiO2、Ti、Al、Ag 等の別の金属薄膜を蒸着・スパッタリングした特型センサーにも対応できます。またオプションの分離型センサーセルを使用することで、有機溶媒での固定化処理やセンサーの高温処理も可能です。

質量変化と粘性変化の分離測定

粘性変化※1の影響を受けないF2、質量変化の影響を受けないFwにより、従来の発振法QCMでは不可能だった粘性変化と質量変化の分離測定が可能です。

※1 ニュートン流体の粘性変化

吸着物の物性評価が可能

各パラメーターより、サンプルの硬さ・軟らかさの変化を評価することが可能です。また解析を行うことでサンプルの物理量(弾性率μ・粘性率η・質量m・膜厚h など)を算出することも可能です。

極微量測定にも対応

AFFINIX QN μで実績のあるセンサーセル形状を採用し、微量の測定バッファー(400~550μL)での測定を行います。更に、測定系によっては極微量(10μL)程度での測定も可能です。

AFFINIX QN、QNμとのユニット交換が可能

従来機AFFINIX QNAFFINIX QN μと装置筐体を共有化し、QN、QNμと測定ユニット部分の交換が可能な設計になっています。

ハードウェア

  • アドミッタンス解析法(QCM-A)を採用
  • 1ch機で小型・軽量
  • 測定の自由度が高いキュベット(バッチ)タイプ
  • 注液や測定の工夫が容易な開放系
  • 加熱、冷却機構の搭載
  • 昇降温度自動プログラム内蔵
  • 電源投入直後から測定が可能
  • メンテナンスフリー
  • 他の測定ユニット(※オプション)に交換可能(QN、QNμ)

付属ソフトウェア

  • 直観的で洗練された操作性
  • シングル(基本波)/ダブル(基本波・3倍波)測定の選択
  • 解析モード搭載(測定画面からアイコン操作だけで粘弾性解析や物性値の算出が可能)
  • フィッティングモード搭載(専用解析ソフト「AQUA」による動力学解析が可能(※オプション))
  • ドリフト補正機能の搭載
  • スムージング機能の搭載
  • 2データ間の差分解析が可能
  • データViewerソフトの標準添付

センサーセル

  • 基本波周波数27MHz
  • 低容量にて測定が可能(400~550μL)実験目的によっては10μL程度で測定可能
  • セル(アクリル素材)と水晶板の一体化により扱い易さを追求
    ※水晶板のみの購入ご希望の方は、消耗品「分離型センサーセル」をご参照ください
  • 温度特性が良好なため、溶液の温度を変えながらの測定も可能(周波数F2使用時)
  • 標準電極「金」の他に様々なセンサー表面に対応
    「Ti」「SiO2」など、金属・金属酸化物の特型センサーも利用可能
  • 固定化作業の簡便化
    固定化の操作が容易で、固定化状態を目視で確認可能
    物理洗浄と化学洗浄の両方が行え、関連製品「スピンコーター」によるサンプル塗付も可能

用途

分子間相互作用解析(バイオ関連、材料関連)

  • リアルタイム、ラベルフリーの物質間相互作用定量
  • 分子間相互作用のAffinity解析、動力学解析(Kd,Ka,kon,koff)
  • 複雑な 多分子が関与する相互作用の測定
  • 実験条件の確立や予備検討
  • クルード溶液中での結合物定量、相互作用検出
  • 表面に対する分子の吸着量定量

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粘弾性解析

  • 表面、界面上におけるナノレベルの吸着薄膜の粘弾性解析
  • 粘弾性パラメータ(G’,G’’,tanδなど)の算出
  • 生体分子の分子認識に伴う粘弾性変化の測定
  • 吸着膜の膨潤、粘弾性等の表面物性評価
  • 高分子溶液、高濃度タンパク質溶液の微量粘度測定
  • 材料の硬化、凝固、相転移過程の粘弾性解析

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仕様

項目 AFFINIX QN Pro
型式 QCM2008-PRKIT
測定原理 ・ 測定方式 水晶振動子マイクロバランス(QCM) ・ アドミッタンス解析方式
測定周波数 ・ 感度 27MHz(基本波) ・ 30pg/Hz
81MHz(3倍波) ・ 10pg/Hz
検出可能重量範囲 100pg~10μg
周波数安定性 液相ノイズ幅 2 Hz以下(基本波:25℃蒸留水安定時)
平均周波数変移 1 Hz/min以内(基本波:25℃蒸留水安定時)
インジェクト方式 マアュニル方式、多検体連続注入(逐次添加可能)
最小インジェクション量 0.1μL~ (使用するマイクロピペットによる)
測定チャネル数 1ch
測定容量 400~550μL
センサー プロ用センサーセル
撹拌機構 マグネティックスターラー
測定温度範囲 10~60℃(設定0.1℃単位)
システムソフトウェア 専用測定解析ソフト『AFFINIX QN Pro』

(付属の制御PC限定ライセンス、プリインストールでの出荷となりますのでCD-ROM等での同梱はございません)

データViewer『AFFINIX QN Pro Viewer』
(インストーラをPC及び付属CDに保存しています)
データ処理部形式 Windowsノート型PC
データ通信方法 Ethernet 仮想シリアル
PClカード
出力パラメーター Fs,F2,Fw,Q,D,R,(C0,C1,L1)
推奨動作環境温度 20~30℃
本体外形寸法 140W×300D×220H(mm) (AFFINIX QN本体・ユニット測定部;突起部分除く)
ユニット計測部寸法 71W×360D×144H(mm)(ゴム足なし)
総質量 9.0kg
電源 AC 100~240V、計3A (装置本体:1A、ユニット計測部:2A)
オプション 専用解析ソフト『AQUA
標準付属品 ◆AFFINIX QN Pro(1)
◆ユニット計測部(1)

測定制御ソフト組込PC(1) PC付属品(LANケーブル含む)(1) 取扱説明書(1)
撹拌子付きセルカバー(1) USBメモリー(1) プロ用センサーセル※1ケース4個(1)
校正センサーセット(1) 測定データViewer(1)

この製品に関するお問い合わせ

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