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キャパシタンスマノメータ

CCMT-Dシリーズ

CCMT-100D

アルバック

CCMT-Dシリーズは、セラミックでできた隔膜が気体の圧力変化により変形し、それに伴い変化する静電容量から圧力を検出するキャパシタンスマノメータです。
センサ部はセラミックによる一体構造ですので、優れた再現性、安定性を備えており、低・中真空領域の圧力をガスの種類に関係なく(絶対圧真空計)、精度良く測定出来ます。

特長

  • 長期間にわたる安定製性
  • セラミック膜の採用による、優れた耐腐食性
  • 温度補償回路内蔵タイプ
  • 汚れからセンサを保護する構造を新規採用
  • プッシュボタンによる0点調整が可能

用途

  • 成膜装置のプロセス中の圧力モニタに
  • 真空溶解、真空熱処理炉などの真空排気系の圧力モニタに
  • 太陽電池などの各種製造装置の圧力モニタに

仕様

型式 CCMT-D
測定
フルスケール
CCMT-1000D 133kPa F.S.
CCMT-100D 13.3kPa F.S.
CCMT-10D 1.33kPa F.S.
CCMT-1D 133Pa F.S.
分解能 フルケースに対し0.003%
精度 *1 指示値に対し
±0.2% ±温度係数
温度係数 ゼロ電圧 0.015% F.S. / ℃
スパン電圧 0.01% R / ℃
使用温度範囲 10~50℃
応答速度 30ms以下
接ガス部材質 Al2O3、Vacon70 *2、SUS316 *3、ガラス半田、AgTiCu硬質半田
入力電源 DC14~30V, 1W
出力 DC 0~10VF.S
質量 329g(直径12.7・標準型)
外形寸法 直径55mm×117mm (直径12.7mm・標準型)
フィッティング 標準:直径12.7パイプ
オプション:NW16KF、Cajon 8VCR
温度補償 温度補償回路内臓
入出力コネクタ D-sub 15ピン オス

*1:2時間電源投入後、使用環境温度25℃、ゼロ点調整実施
*2:28% Ni, 23% Co, 49% Fe
*3:18% Cr, 10% Ni, 3% Mo, 69% Fe

キャパシタンスマノメータ(隔膜真空計)で、ゼロ点調整ができません。

①チャンバーの圧力が0点調整推奨圧力以下になっていますか?、他の真空計で確認下さい。
②0点調整を実施した際にRUN LEDが点滅する場合は、汚れや腐食による故障が考えられます。CCMTを交換下さい。

キャパシタンスマノメータ(隔膜真空計)で、圧力値が一定の値を示しません。圧力値がふらついています。

①実際の圧力が変動していることはありませんか?、他の真空計で確認下さい。
②振動が多い場所に設置されていませんか?、隔膜が振動するため、圧力値もふらつきます。振動の少ない場所に設置下さい。

キャパシタンスマノメータ(隔膜真空計)で、圧力値が予想より高い、または低いです。

真空に排気した際に0Vになりますか?、0Vにならない場合は0点調整を実施下さい。
0点調整を実施した際にRUN LEDが点滅する場合は、汚れや腐食による寿命が考えられます。CCMTを交換下さい。

キャパシタンスマノメータ(隔膜真空計)で、測定下限と実用下限の意味は何ですか?

測定下限は測定できる下限であり、1mVを意味しています。精度は±0.2%+温度誤差ですが、温度が8℃程度変化すると5mV変化する可能性があります。
実際の使用環境は温度が変化するので、8℃の温度変化から5mVを実用下限と表現しています。

キャパシタンスマノメータ(隔膜真空計)で、圧力が低くなっても、出力電圧が約10Vから下がりません。

①圧力がまだ測定範囲より高くないですか?、他の真空計で圧力を御確認下さい。
②他の真空計で測定した圧力が測定範囲内になっているのであれば、本体の故障が考えられます。

隔膜真空計とは

真空計には測定する圧力帯によって測定原理を変えたものが用意されています。

隔膜真空計とは

隔膜式真空計は測定精度が非常に高い真空計です。圧力を正確に測定したい場合に用いられます。

測定原理

隔膜式真空計の測定子内部は薄い隔膜があり、一方は測定したい空間につながり、一方はある一定の圧力(基準圧力)となっています。

基準圧力と測定したい空間に圧力差がある場合、圧力差によって隔壁がたわみます。このたわみ量から圧力を算出しています。

センサーヘッドの整備

隔膜式真空計の測定子は隔膜の交換ができない為、整備や修理は基本的には行えません。

真空計の日常メンテナンスは何をすれば良いでしょうか?

回答機種にもよりますが、ピラニ真空計では大気圧調整・ゼロ点調整、隔膜真空計ではゼロ点調整を定期的に行うことが挙げられます。それ以外では測定子内部の目視による汚れの確認、測定子やケーブルの接続部の接触不良有無の確認が挙げられます。

ゼロ点調整はどのように行うのでしょうか?

ゼロ点調整の機能が付いている真空計では、その真空計の圧力測定範囲の下限値から半桁~一桁低い圧力であれば十分に低い圧力とみなし、その圧力まで下がったのを他の真空計で確認して、ゼロ点調整を行います。

真空計のメンテナンスや消耗部品の交換を頻繁に行う必要のある環境や使用方法はありますか。

一般的な話として、不活性ガスの排気で低い圧力を維持しているような場合、測定子の寿命は比較的長いです。一方、酸素、水、ハイドロカーボンが多い、また、大気真空を繰り返す、高い圧力を維持するといった場合、測定子の交換頻度が増える傾向があります。

真空計の校正はどのように行っていますか?

弊社の真空計の校正は、JISで規定された方法(JIS Z 8750)に則って行っています。

真空計を選定する際には測定したい圧力に対して測定範囲がギリギリのものを選定しても良いですか?

測定したい圧力に対し、測定圧力範囲に余裕がある真空計をお勧めします。圧力が測定範囲から外れた場合、指示値に信頼性が持てません。一桁余裕があれば実用上問題はないと思われます。

メンテナンス時に大気開放する際に真空計は何を選定すれば良いでしょうか?

チャンバーオープンのための大気圧を確認するものとして、一般的には大気圧センサや大気圧スイッチといったものが使用されます。周囲の大気圧を基準としたゲージ圧の圧力計またはスイッチです。絶対圧を基準とする通常の真空計とは異なります。
弊社では大気圧センサユニットSAUをラインアップしております。

隔膜真空計以外の真空計がガス種によって圧力の指示値が変わってしまうのは何故ですか?

ピラニ真空計では気体の熱伝導率の違い、電離真空計ではイオン化断面積(単純には気体分子の大きさ)の違いがそれぞれ圧力の違いとなって現れます。

マルチイオンゲージで、電源ONすると直ぐにエラーになってしまいます。

①MODE設定はあっていますか?
②POWER LED、SPU LED、SAU LEDの状態を確認して、エラー原因を調査下さい。

マルチイオンゲージの SPUまたはSAUモードで、0.1Pa以下なのに、0.1Pa付近から圧力が変動しません。

①SH2のフィラメント強制OFF信号を入れて、SPUの指示を確認下さい。SPUが汚れて圧力が下がらない可能性があります。
②SH2単体モード(MODEを0)にし、電離真空計のみの圧力を確認下さい。測定子が汚れている可能性が考えられます。

電離真空計で、エミッション電流の異常が発生しています。

①圧力が測定範囲を超えていないか確認下さい。圧力が高い場合は、ポンプなどの排気系を確認下さい。
②フィラメントの断線を確認下さい。フィラメントを切り替えるか、測定子を交換して下さい。
③フィラメントの消耗が考えられます。フィラメントを切り替えるか、測定子を交換して下さい。
④ケーブルの断線や接触抵抗が大きいなどが考えられます。ケーブルを交換して下さい。
⑤コントローラの故障が考えられます。コントローラを交換してください。

電離真空計で、圧力が予想より大きく異なります。

①電離真空計は測定しているガスの種類によって、圧力指示が変わります。測定しているガスの比感度係数がありますので、コントローラに設定、または計算で補正下さい。
②測定子が汚れていませんか?
③測定子の電極間で絶縁が低下していませんか?
④ケーブルが断線、接触不良を起していませんか?

電離真空計で、圧力指示値がふらつきます。

①測定子が汚れている可能性が高いです。測定子を交換して下さい。
②測定範囲を超えていませんか?、他の真空計で圧力を確認下さい。
③測定子やケーブルが振動していませんか?
④周囲にRFなどのノイズ源はありませんか?
⑤電源電圧が変動していませんか?

電離真空計で、フィラメントをONしても圧力測定ができません。

①フィラメントが断線している可能性が高いです。フィラメントを切り替えるか、測定子を交換して下さい。
②エミッション電流の異常が発生していませんか?フィラメントを切り替えるか、測定子を交換して下さい。
③測定子が汚れていませんか?測定子を交換して下さい。
④測定子の絶縁が低下している可能性があります。測定子の電極間の絶縁を確認下さい。
⑤測定子ケーブルが断線、接触異常を起こしている可能性があります。ケーブルを交換して下さい。
⑥グラウンド電極が不安定ではありませんか?グラウンド電圧を安定させて下さい。
⑦圧力が高くないですか?他の真空計で圧力を確認して下さい。

真空計 セレクションガイド

真空計 セレクションガイド

圧力測定(真空計測)は研究開発、生産技術、品質管理、製造プロセスに必須の基本技術です。

広い分野に応じられる信頼性の高い真空計、真空計測器はULVACの自信作です。

基本的なピラニ真空計から超高真空計測等の多種多様な使用目的・用途・アプリケーションにも豊富なバリエーションの中からからお選び頂けます。

省スペース・低コストのトランスデューサ型真空計もご好評です。 真空計JCSS校正サービス アルバック製の真空計はもちろん、お客様が現在お持ちの真空計のJCSS校正を行います。

圧力単位(Pa)

pa_bg-thumb-600xauto-661.jpg

ピラニ真空計:汎用型(GPシリーズ)

気体の熱伝導を利用した定温度型ピラニ真空計です。手軽に低真空領域の圧力が測定できる用途の広い真空計です。各種インターロックや排気シーケンスのコントロールに利用できます。

分類・特長測定範囲ディスプレイ測定値出力通信/
デジタル出力
電源電圧型式
GP-1G-200x200.jpg・安価
・セットポイント無
0.4~
2,700(Pa)
アナログDC0-10mV
非線形出力
-AC100
240V
GP-1G
gp-1g-case.jpg持ち運び可GP-1Gケース付
GP-1GRY-200x200.jpg・ロングセラー
・セットポイント2
GP-1GRY
gp-1000g-gp-2001g-gp-2002g.jpg・LCD表示
・セットポイント3
デジタルDC0-10V
リニア出力
RS232C/
BCD
GP-1000G
GP-2001G-GP-2002G-200x200.jpg・7セグメントLED4.5桁表示
・セットポイント3
0.4~
3,000(Pa)
-GP-2001G
DC24VGP-2002G

ピラニ真空計:トランデューサ型(G-TRANシリーズ)

アルバックの真空計G-TRANシリーズは、各種装置におけるプロセス制御の集中化ならびに小型化むけて、(1)装置のコストダウン、(2)省スペース 化、(3)省配線化をコンセプトに開発された真空計です。
センサユニットと、ディスプレイユニットの基本ユニットで構成され、用途に合わせて組み合わせが 可能です。

分類・特長測定範囲測定値出力通信/ デジタル出力電源電圧型式

sp1.jpg

・WP測定子仕様
・セットポイント2
0.4~
3,000 (Pa)
DC0-5V 非線形出力-DC24VSP1

sw1.png

・大気圧仕様
・セットポイント2

0.05~
100,000 (Pa)
DC0-10V リニア出力SW1-1
RS232C/ RS485SW1-2

※ディスプレイはオプションです。(表示器:ISG1

電離真空計:汎用型(GIシリーズ)

分類・特長測定範囲測定値出力通信/
デジタル出力
電源電圧型式

gi-m2-gi-d7.jpg

・三極管ガラス球
・デジタル表示
・セットポイント2

1.3×10-5
6.7×10-1(Pa)
DC0-10V 仮数部リニア出力、
疑似LOG出力、
レンジホールドリニア出力
RS232CAC100VGI-D8/WIT
gi-m2-gi-d7.jpgのサムネイル画像・B-A型メタル球
・デジタル表示
・セットポイント2
1.3×10-6 〜2.3×10-2(Pa)GI-D7/WIB
gi-m2-gi-d7.jpgのサムネイル画像・B-A型メタル球
・デジタル表示
・セットポイント2
5×10-8~ 9.9(Pa)GI-M2
axtran-150x150.jpg・10-11Pa測定可5×10-11~ 1×10-2(Pa)DC0-10V
リニア出力
RS232C/ BCDAC100~ 240VAxTRAN

電離真空計:トランデューサ型(G-TRANシリーズ)

アルバックの真空計G-TRANシリーズは、各種装置におけるプロセス制御の集中化ならびに小型化むけて、(1)装置のコストダウン、(2)省スペース 化、(3)省配線化をコンセプトに開発された真空計です。
センサユニットと、ディスプレイユニットの基本ユニットで構成され、用途に合わせて組み合わせが 可能です。

分類・特長測定範囲測定値出力通信/
デジタル出力
電源電圧型式

unitsc1.jpg

・冷陰極型
・セットポイント2

5×10-5
1×100(Pa)
DC0-10V
非線形出力
-DC24VSC1

SH2-1.jpg

・B-A型メタル球
・セットポイント3

5×10-8
9.9(Pa)
DC0-10V
LOG出力
SH2-1

SH2-2.jpg

・WP測定子仕様
・セットポイント3

5×10-8
1×104(Pa)

SH2-1 + SPU

SH2-3.jpg

・フルレンジ測定
・セットポイント無

5×10-8
1×105 (Pa)

SH2-1 + SPU + SAU

SH2-1.jpg

・B-A型メタル球
・セットポイント無

5×10-8
9.9(Pa)
RS232C/ RS485SH2-2

SH2-2.jpg

・WP測定子仕様
・セットポイント無

5×10-8
1×104(Pa)

SH2-2 + SPU

・フルレンジ測定
・セットポイント無

5×10-8
1×105(Pa)

SH2-2 + SPU + SAU

※ディスプレイはオプションです。(表示器:ISG1

キャパシタンスマノメータ(隔膜真空計):トランスデューサ型(G-TRANシリーズ)

アルバックの真空計G-TRANシリーズは、各種装置におけるプロセス制御の集中化ならびに小型化むけて、(1)装置のコストダウン、(2)省スペース 化、(3)省配線化をコンセプトに開発された真空計です。
センサユニットと、ディスプレイユニットの基本ユニットで構成され、用途に合わせて組み合わせが 可能です。

分類測定範囲測定値出力通信/
デジタル出力
電源電圧型式

ccmt-d-series.jpg

・絶対圧真空計
・高精度
・セットポイント無

13~1.3×105 DC0-10V
リニア出力
-DC24VCCMT-1000D
1.3~1.3×104CCMT-100D
1.3×10-1~1.3×103CCMT-10D
1.3×10-2~ 1.3×102CCMT-1D

※ディスプレイはオプションです。(表示器:ISG1

新旧型式相対表 真空計

アルバック製真空計の新旧型式相対表となります。ご使用の真空計の販売現行機種の型式がすぐに判別可能です。
製品詳細仕様は、製品ページをご覧ください。

ピラニ真空計

旧製品型式現行機種
GP-1SGP-1G
GP-1SRYGP-1GRY
GP-2ASW1×2個+ISG1×2個※1
GP-1DAGP-1000G
GP-2DASW1×2個+ISG1×2個※1
GP-2ARYSW1×2個+ISG1×2個※1
GP-1000GP-1000G
GP-2000GP-2000G

※1 デイスプレイが必要ない場合はSW1もしくはSP1を2個となります。
※上記に旧製品型式がない場合は、お手数ですが弊社営業担当者へお問い合わせください。

電離真空計

旧製品型式現行機種
GI-TL2GI-D7
GI-TL3GI-D7
GI-1000GI-D7
GI-D6GI-D7
GI-N8GI-D7
GI-N5GI-D7
ISM1SH200
ISM2SH200
SH2SH200
ST2ST200
GI-M2SH200

※上記に旧製品型式がない場合は、お手数ですが弊社営業担当者へお問い合わせください。

キャパシタンスマノメーターおよび広帯域真空計など

旧製品型式現行機種
CCMH-ACCMT-D
CCMH-ACCMT-D
CCM-CCMT-D
SO1SH200-A / SH200-R + SWU10-R

※上記に旧製品型式がない場合は、お手数ですが弊社営業担当者へお問い合わせください。

表示器

旧製品型式現行機種
GM-1000ISG1
ISOISG1
ISO2ISG1(100V仕様)
ISP1ISG1
ISP2ISG1(100V仕様)

※上記に旧製品型式がない場合は、お手数ですが弊社営業担当者へお問い合わせください。

真空計の調整と校正の違い

真空計の調整とは

調整とは、基準となる圧力計の値と同じ値に合わせ込みをする事です。

真空計に使用している電気部品(抵抗、コンデンサ、ダイオード)の劣化によって表示される圧力が変わってきます。また、測定子も使用とともに劣化します。

定期的に正しい圧力を表示する為の作業が調整です。

真空計の校正とは

校正とは、基準となる圧力からどれだけ表示がズレているかを確認する作業です。

校正を定期的に行なうことで過去に測定した圧力が、基準となる圧力からどれくらいズレていたのかを確認するとともに、今後使用する際にどのくらいズレるのかの把握ができます。

真空計とは

真空計とは

真空計とは私たちが生活している環境(圧力)より低い圧力を測定する測定器のことです。真空容器内に含まれる原子や分子を対象とする「全圧計測」と含まれる気体と種類の組成を対象とする「分圧計測」があります。

真空計の種類

  • 全圧真空計
測定方式による分類真空計名称代表的な真空計(例)
機械的現象(絶対真空計*)液注差真空計U字管真空計
弾性真空計隔膜真空計(ダイヤフラム真空計)
ブルドン管真空計
圧縮真空計マクラウド真空計
圧力天秤重錘型圧力計
気体の輸送現象粘性真空計スピニングロータ真空計
クリスタル真空計
熱伝導真空計ピラニ真空計
熱電対真空計
サーミスタ真空計
クーヌセン真空計
気体中の電離現象電離真空計放射線真空計
冷陰極電離真空計
熱陰極電離真空計

*絶対真空計とは、他の真空計を参照することなく、また気体の種類に無関係に、物理量の測定だけから圧力が求められる真空計のことです。

  • 分圧真空計
測定方式による分類真空計名称代表的な真空計(例)
電界及び磁界を利用質量分析計偏向形(磁場形)質量分析計
電界を利用
飛行時間を利用
非偏向形(磁場形)質量分析計

大気圧とは

私たちの生活している環境(圧力)を一般的に大気圧と言います。

天気図などで「1013hPa(ヘクトパスカル)」と記載があります。これは私たちが生活している環境の圧力を数値化したものです。[hPa](ヘクトパスカル)とはSI単位系における接頭辞のh(ヘクト)と圧力の単位である[Pa](パスカル)の組み合わせです。h(ヘクト)は100倍の意味を持つSI接頭辞なので、私たちの生活してる環境は1013×100=101,300Paということになります。

ちなみに富士山の山頂は630hPa程度、エベレストの山頂は300hPa程度です。国際宇宙ステーション(ISS)は飛行している高度の圧力は0.00001Pa(10-5Pa)です。上空に行くと圧力が下がるのは気体の密度が下がる為です(一般的に空気が薄くなるといいます)。

接頭辞記号意味
テラT1,000,000,000,000
ギガG1,000,000,000
メガM1,000,000
キロk1,000
ヘクトh100
デカda10

大気圧成分

私たちの周辺にある"空気"にはいろいろな気体で構成されています。代表的な気体と含有率、大きさは次の通りとなります。

分子名分子記号含有率 (約)大きさ (直径)
窒素N278.1%0.36 nm
酸素O220.9%0.34 nm
アルゴンAr0.9%0.36 nm
二酸化炭素CO20.03%0.33 nm
その他(ネオン、ヘリウム等)Ne, He0.07%-

圧力の表現方法

真空の場合、圧力を示す単位はSI単位のPa(パスカル)を用い「○.○×10○○Pa」と表現することが多いです。

例えば「1.0×10-3M」と表現された数値を通常の表記にすると「0.001」となり、0の数が多くなり、見づらくなるために、指数表記という「○.○×10●●Pa」という表現を用います。指数表記と通常表記は次の様になります。通常の表記では0がどんどん増えて、見づらくなりますが、指数表記だと見やすい事が分かるかと思います。

※0の数が指数表記の上付きの数になります。

通常表記指数表記
1001.0×102
101.0×101
1.0×100
0.11.0×10-1
0.011.0×10-2
0.0011.0×10-3
0.00011.0×10-4
0.000011.0×10-5
0.0000011.0×10-6

該非判定結果報告書
ダウンロード

SDSダウンロード

オプションパーツ・消耗品

取扱説明書・仕様書
ダウンロード

アプリケーション
ダウンロード

図面ダウンロード

技術資料ダウンロード

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