マルチイオンゲージ電離真空計 ST200が
2021年度日本真空工業会(JVIA)表彰の真空コンポーネント大賞を受賞

一般法人日本真空工業会が主催する、真空工業会表彰において、真空コンポーネント大賞にマルチイオンゲージ電離真空計ST200が選ばれました。
この表彰は、2021年度JVIA表彰審査(2022年3月28日)がおこなわれ、真空産業に従事し、技術、開発、製造、サービス、営業等の各分野でこれら産業及び真空産業の発展に多大な貢献をされた方々に5月27日に贈られました。

関連サイト：日本真空工業会(JVIA)　https://jvia.gr.jp/

今回、受賞しましたマルチイオンゲージ「ST200」は、メタル管球型では一般的に広く使用されておりますB-A型とは異なり、三極管型を採用しています。熱陰極電離真空計の寿命は、多くの場合炭化物などの汚染による影響で、短期間で圧力指示の低下やふらつきなどの問題を発生させる課題を突き詰め開発いたしました。

従来のB-A型に比べイオン検知部面積を約2万倍に大きくし、劣化速度を大幅に遅延させることができ、結果として長寿命化が可能になりました。これによりお客様が行う消耗品の交換頻度を低減でき、環境にもやさしい製品となります。
本製品の開発に当たり、ご評価いただきましたお客様、ご尽力いただいたサプライヤの皆様、コンセプト立案・実験・問題解決など開発にご協力いただいた方々にこの嬉しい報を届けたいと思います。
誠にありがとうございました。
今後も真空装置業界の一助となるような信頼性の高い真空計の開発を通じて、真空機器業界へ貢献してまいります。