油回転真空ポンプ
PVD
アルバック
PVDシリーズは、 回転翼型(2 段)のベルト駆動式油回転真空ポンプです。
長年に渡る信頼性と使いやすさから、多くのお客さまにご利用頂いているベルト駆動式油回転真空ポンプです。
低速回転ポンプなので静かで安定した排気特性が得られます。
特長
低速回転で静かなポンプです。
ベルトカバーは安全を考慮し密閉式を標準採用しています。
特殊用途向けにもオプション対応、標準の他、特殊用途向けの機種も用意しております。
【PVDシリーズ】
使用例 | タイプ (種類) |
適用機種 | 主シール材 | オイルアンチ サック機構 |
増油 タンク |
Heリーク テスト |
オイル |
空気や不活性ガス排気 | 標準 | PVD-180, PVD-360 | NBR (ニトリル) |
✖ | ✖ | ✖ | R-72 鉱物油 |
Heガス回収装置・可燃性ガス、活性ガス排気 | H | PVD-180-H, PVD-360-H | NBR (ニトリル) |
✖ | ✖ | 〇 | R-72 鉱物油 |
空気や不活性ガス排気 オイルの劣化をさせる水や粉などの多い排気 |
Z | PVD-180-Z, PVD-360-Z | NBR (ニトリル) |
✖ | 〇 | ✖ | R-72 鉱物油 |
【PVD_Bシリーズ】
使用例 | タイプ (種類) |
適用機種 | 主シール材 | 逆流防止弁 | 増油 タンク |
Heリーク テスト |
オイル |
ポンプ停止または不時の停止時に油及び 大気の吸気口への逆流を電磁弁で防止 | 標準 | PVD-180B, PVD-360B | NBR (ニトリル) |
〇 | ✖ | ✖ | R-72 鉱物油 |
用途
・真空乾燥、凍結乾燥
・気液注入
・真空吸着、搬送、成形
・真空含浸、鋳造
・真空成型
仕様
型式 | PVD180(B) *1 | PVD-360(B) *1 | |||
設計排気速度 | 50Hz | m3/h ( L/min ) |
9 (155) | 19 (310) | |
60Hz | 11 (186) | 22 (372) | |||
到達圧力 *2 | GP閉 | Pa | ≦0.67 | ||
GP開 | ≦6.7 | ||||
モータ *3 | 形式 | 全閉外扇形 三相誘導電動機 | |||
高効率クラス | IE3 | ||||
出力 | kW ( 極数 ) | 0.4 (4) | 0.75 (4) | ||
電圧 | 50Hz | V | 200 | ||
60Hz | 200 / 220 | 200 / 220 / 230 | |||
使用油 | ULVOIL R-72 | ||||
所要油量 | L | 0.3 | 0.5 | ||
冷却方式 | 空冷 | ||||
吸気口径 | φ28 x φ19 | φ34 x φ27 | |||
排気口径 | G 3 / 4 | G 1 | |||
外形寸法 WxDxH | mm | 265×470×321 | 303×488×321 | ||
質量 ( モータ無し ) | kg | 33.5 | 43 | ||
標準付属品 | 油 (1台分)、モータプーリ (1個)、 Vベルト (1台分) | ||||
推奨オイルミストトラップ | TMX-1+アダプタフランジ |
注)本仕様は、Si 単位系を採用しています。非 Si 単位系との換算は次のようになります。 6.7 Pa = 5 × 10-2 Torr
*1 PVD_B シリーズ(オイルアンチサック機構付)の型式は、PVD-180、PVD-360 に対して PVD-180B、
PVD-360B となります。
*2 ピラニ真空計にて測定。 ( マクラウド真空計では約 6.7 x 10-2 Pa になります。)
*3 ご注文の際、モータの有無、種類と電圧、周波数をご提示ください。
オプションにて、安全増防爆型、耐圧防爆型モータも対応できますが、
PVD_B シリーズの電磁弁を防爆仕様にすることは出来ません。