油回転真空ポンプ

油回転真空ポンプの導入・購入・検討について
油回転真空ポンプとは、油によってロータ、ステータ、摺動翼板などの部品の間の機密および無効空間の減少を図っている容積移送型真空ポンプです。ロータリーポンプとも呼ばれます。
油回転真空ポンプは、真空ポンプ油を使うことによって、回転部の動きを滑らかにしたり、真空封止して気密性を高めることで高い排気性能を実現しています。 また、大気圧から高真空領域まで有効に作動できるポンプの中では最も効率がよい形式であり、安定した排気性能が得られる信頼性の高いポンプです。
油回転真空ポンプは、シリンダーの内側に組み込まれたロータに2枚のベーンが 組み付けられています。このベーンがシリンダ内を3つの空間に分割します。分割された空間の気体はロータの回転とともに圧縮されて、周期的に変化しなが ら、排気弁より大気に排出されます。 オイルはベアリング部の潤滑、冷却、ベーンとシリンダーの気密性を高めるシールの役割をしています。 |
・回転翼型油回転真空ポンプ ・カム型油回転真空ポンプ ・揺動ピストン型油回転 ![]() |
スタンダードタイプ(1段型)
特別な機能を持たない非常に使いやすい標準的な仕様です。
ポンプ室がひとつだけあります。




スタンダードタイプ(2段型)
特別な機能を持たない非常に使いやすい標準的な仕様です。
二つのポンプ室を直列につないで、到達圧力を良くしています。





マグネットカップリングタイプ
動力の伝達部に非接触型のマグネットカップリングを使用した仕様です。
動力伝達部からの油漏れがありません。




高機能タイプ
ガスバラストバルブや逆流防止機構など高い機能を有した仕様です。








ケミカルタイプ
耐食性に優れた仕様です。
接ガス部に耐食性の高い部品を使用しています。

油回転真空ポンプ
VS300A-W
VS300A-Wは、回転翼型(1段式)の油回転真空ポンプです。クラス最小のフットプリントで、メカニカルブースタポンプの直乗せも可能となりました。また、オイルミストセパレータとオイル戻し機構が内蔵しており、長期間安定した排気性能が得られます。また、オイルやエレメント交換などメンテナンス性も考慮した設計となっています。

油回転真空ポンプ
VS1501 / VS2401
VS1501/VS2401 は回転翼型(1段式)の油回転真空ポンプです。水冷と強制給油方式により高負荷でも安定した排気性能が得られます。
また、大型オイルレベルゲージの採用などメンテナンス性も考慮した設計となっています。

油回転真空ポンプ
VS650B / VS750B
VS650B/VS750B は回転翼型(1段式)の油回転真空ポンプです。空冷/水冷の選択が出来る他、メカニカルブースタポンプの組み合わせで更に大排気量が得られます。
また、オイルミストセパレータとオイル戻し機構が内蔵しており、長期間安定した排気性能が得られます。また、オイルやエレメント交換などメンテナンス性も考慮した設計となっています。

油回転真空ポンプ
VD Ver.C
VDシリーズ Ver.C は、回転翼型(2段)のダイレクト駆動式油回転真空ポンプです。2段式の回転翼型構造により到達圧力が良く、最適化設計による低騒音のポンプとなります。オプション仕様も充実しており、幅広い用途でご利用頂ける真空ポンプです。

油回転真空ポンプ
PVD
PVDシリーズは、 回転翼型(2 段)のベルト駆動式油回転真空ポンプです。
長年に渡る信頼性と使いやすさから、多くのお客さまにご利用頂いているベルト駆動式油回転真空ポンプです。
低速回転ポンプなので静かで安定した排気特性が得られます。

油回転真空ポンプ
PKS
PKS シリーズは、揺動ピストン型のベルト駆動式油回転真空ポンプです。
堅牢で排気特性の安定した油回転真空ポンプです。
金属・自動車産業をはじめ、化学・医薬・食品産業などの幅広い用途でご使用頂いています。























油回転真空ポンプ
UFO-003
各種真空装置に用いられる油回転真空ポンプ専用の小型・軽量オイルフィルトレーション装置です。
使用しているエレメントは、水分・酸・粒子の除去機能を併せ持つ特殊なエレメントで、積層吸着により高精度で大量に処理できます。
本装置を使用する事により、真空ポンプの故障・オイル交換の低減を計ることが可能になります。

























