HELIOT豆知識 | リークテストに使用するヘリウムガス濃度|リークディテクタの基礎知識|HOW TO|ULVAC SHOWCASE

リークディテクタの基礎知識

ヘリウム濃度によるテスト結果の違い

ヘリウムガスと一言で言っても濃度によっていろいろな種類があります。
窒素ガスなどと混合されたヘリウム50%のものや、99.9%のヘリウムガスや、99.9999%のヘリウムガスなど様々です。

皆さんはリークテストでどのようなヘリウム濃度のガスをご使用でしょうか?

ヘリウムの濃度により、リークテストの結果は変わります。
ヘリウム濃度50%のガスと99.9%のガスではヘリウムガスの濃度差が約倍です。そのため、同じ漏れ箇所を測定した場合、99.9%のガスの方が50%のガスより約倍のヘリウム流量がHELIOTに表示されることになります。
99.9%だからよい、50%だからダメという言うわけではありません。なるべく同じ条件(同じ濃度のガス)でリークテストを継続することが大事です。

ヘリウムの純度は高い方がいいの?

また、よくご質問頂くのは99.9%の一般的なヘリウムガスと99.9999%の純ヘリウムガスでの比較になります。

結論を言うとほぼ変わりません。

両方を比べた際、桁数が倍以上違いますし99.9999%のガスは非常に高価なので、「99.9999%の方が質の高いリークテストができるのでは」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
しかし、このヘリウムガス濃度の違いは1%以下の話になります。
このくらいの違いであればどちらの濃度のヘリウムガスでリークテストを行っても結果が変わることはありません。両方お持ちであれば比較的安価な99.9%ガスでリークテストを行ったほうが経済的です。

現在リークテストにご使用中のヘリウムガス濃度について、一度 確認されてはいかがでしょうか。

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