HELIOT豆知識 | イオンソース交換のタイミング|リークディテクタの基礎知識|HOW TO|ULVAC SHOWCASE

リークディテクタの基礎知識

イオンソースの役割と寿命

吸引した様々なガスや大気成分からヘリウムガスだけを選別するためにHELIOT内部の分析管で吸引したすべてのガスをイオン化します。
そのイオン化を行っているのがイオンソースです。

イオンソースは消耗品に分類されていますが、イリジウムのフィラメントが断線することはほとんどありません。
ただしフィラメントに一定の電流を流しているのですが、経年・使用によりフィラメントが痩せ細ってしまうことで一定の電流が流せなくなりエラーが発生することがあります。
イオンソースにはフィラメントが2本張られていますので次回感度校正時にフィラメントがNo.2に自動で切り替わります。
ちなみに現在使用しているフィラメントNo.はテスト時にタブレット画面右上に表示されます。

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イオンソース交換のタイミング

フィラメントがNo.2に切り替わると気になるのが、イオンソースの交換タイミングだと思います。
No.2が使用不可となるとHELIOTが使用できなくなってしまいます(No.2が使用不可=No.1は既に使用不可のため)。

現時点で予備のイオンソースを所有頂いていない場合はご購入をお勧めします。
理由としては、フィラメントNo.2自体は問題ないかもしれませんが、フィラメントNo.1が使用不可になるまでに時間が経過していればしているほどイオンソースの他の部位、例えばグリッド劣化やスリッドの汚れなどが進んでいる可能性があり、いつイオンソースとしての寿命を迎えるか予測が難しい状況になります。

一番ベストな使い方としては    

フィラメントNo.2が使用不可になるまで使用し、予備のイオンソースと交換する。

です。

特殊な環境での使用や大気突入などのオペレートミスなどがなければイオンソースは数年は使用可能ですので、フィラメントがNo.2になったからとあわてて交換する必要はありませんが、予備のイオンソースは常に手元に置いておくと安心です。
ぜひご検討ください。

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HOW TO

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