(1)Heは確実に
風にHeが流されない様に空調、ダウンフローにも注意。 ※真空吹付け法の他、スニッファー法でも注意が必要(2)漏れ箇所探しは、順番も大事
Heは軽いガスなので、上に移動します。Heの吹付け量も少なくしないと、場所のと特定が困難になります。
※真空吹付け法は上から、スニッファー法は下から
(3)測定時の時定数
Workの形状により、LDで検出するまで時間がかかる事があります。
※スニッファー法ではホース長で反応速度が変わります
(4)Heを使い過ぎない。適切な使用量
Oリング含むゴム材等は一箇所に連続してHeを使用すると「透過」現象が起こります。
一端、透過してしまったOリングは一定時間放置して再利用可能ですが、必要以上のHe使用は控えましょう。
※微小漏れを検査する時には、特に注意が必要です
(5)スニッファー法の環境整備
大気を吸引するスニッファー法では大気中のHe濃度(バックグラウンド)が検出下限を悪くします。
※検査後のHe放出、加圧配管接続ミスにも注意が必要
(6)ZERO補正の適切な運用
He使用によって生じた「変化量」が「漏れ量」です。その為、バックグラウンドとして表示している数値を0.0にする「ZERO補正機能」により、より正確な漏れ量を表示させる事が可能です。
※バックグラウンドと判定値が数桁違う場合は、影響が少ないので無視できます。ZERO補正はバックグラウンドが安定した状態で使用します。